にぼしのリタイア日記

鬱病でサラリーマンをリタイアした56歳男の復活日記

高純度フッ化水素の大事なポイント

下記の記事を読んだ瞬間「騙されてはいけない」と思った。
headlines.yahoo.co.jp
記事では、サムスン電子が、国産の高純度フッ化水素半導体工程の一部のラインに投じることに成功したと報じている。
う~ん・・・これは所謂、飛ばし記事(=株価対策記事)ではないのかな?
そう思う根拠は二つある。
根拠1.最先端の半導体に使用するフッ化水素は、純度が99.99999999999%以上で無ければ歩留まりが悪くて使えない。今このレベルの純度を量産化できるのは日本だけだ。記事では最も重要な純度が示されておらず本当に高純度なのか疑わしい。しかも記事の中のサムスン側コメントには「高純度」とは示されていない
根拠2.高純度フッ化水素研究レベル(=試験管レベル)で開発するのはさほど難しくない。しかし、量産化するとなると話は桁違いに難しくなるサリンの製造にも使えるように非常に危険な化学物質なのだ。この量産化技術は1か月くらいで確立できるような代物ではない。おそらく必死に頑張って10年以上必要だと思う。
最近のマスコミはウソでは無いが世論を誘導すために無理やりこじつけるような記事が多い
騙されないように気を付けたいものだ。