にぼしのリタイア日記

鬱病でサラリーマンをリタイアした56歳男の復活日記

原油先物価格が史上初のマイナス・・追証で破産者続出?

武漢肺炎の影響で原油先物がマイナス価格になってしまった・・Orz
headlines.yahoo.co.jp
記事では、週明け20日の米ニューヨーク商業取引所で、原油価格の指標となる米国産WTI原油先物価格(5月物)が1バレル=マイナス37・63ドルと、史上初めてマイナス価格で取引を終えた。新型コロナウイルスを抑え込む対策で世界経済が停滞。エネルギー需要の急減で原油供給が過剰になっており、原油を貯蔵するスペースが限界に達しつつある。前週末の終値(1バレル=18・27ドル)からは55・90ドル幅もの急落となる。取引時間中に一時、1バレル=マイナス40ドル超まで低下した。マイナス価格は、原油の売り手が、通常とは逆に買い手にお金を払って引き取ってもらうことを意味する。WTIの先物取引は、米オクラホマ州で現物の受け渡しが生じうる。近辺の貯蔵タンクやパイプラインが満杯に近づき、海上のタンカーを含めて原油を保管する料金が跳ね上がっていた。期近の5月物は取引期限が翌21日に迫っており、保管料がかさむ現物を抱え込みたくない投機筋や生産者らが損失覚悟で投げ売りに走ったとみられる。取引の中心が6月物へと移る中、5月物は市場参加者が少なく、値動きが極端になりやすかった面もありそうだ。より実需を反映しているとみられる6月物は20日、前週末比4・60ドル安の1バレル=20・43ドルで引けた。ウイルス感染を防ぐための移動・外出規制で、航空機や自動車による人の移動が止まり、エネルギー需要が世界で吹き飛んだ国際エネルギー機関(IEA)は、今年の世界の石油需要が前年比で日量930万バレル減ると予想。とくに4月は前年同月比2900万バレル減と、世界の原油生産量の3割にあたる史上最大級の落ち込みになるとみられると報じている。
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いやはや、まさか原油先物がマイナス価格になるとは・・・
人類は全く経験したことが無い世界恐慌に直面しているのを実感した。
誤解されそうなタイトルなので補足すると、5月限先物がマイナスと言うことで現在の原油価格は20ドル近辺なのだ。
原油は有価証券と違って実物が存在するため、将来購入する権利(=先物)が売り買いされている。
裏を返せばいつかは原油を引き取らなければならず5月限は、要は引き取り間近の原油いうことになる。
原油を一体誰が消費するのか分からず、買ったところで捨てちゃう訳にもいかず保管料を支払う必要がある訳だ。
しかし、その貯蔵量にも限界はあり、明らかに供給過多だから保管料がどんどん上がっている。
結果40ドル支払う方がまだマシとなったという事なのだ。
マイナス価格は前代未聞の異常事態であり、来月以降も値段が安定するとはとても思えない。
原油先物を取引している投資家は大抵レバレッジを掛けているので追証祭りになり、破産者も続出しそうだ。
私の日記では何度も信用取引やFXをしてはいけないと書いているが、まさか原油でも同じことが起こるとは夢にも思わなかった。
何度でも書く!今は史上最悪の世界恐慌の入り口なのだ!
レバレッジを掛けた取引は、命取りになるので止めるべきなのだ!