にぼしのリタイア日記

鬱病でサラリーマンをリタイアした56歳男の復活日記

テレワークの普及で管理職はどうなる?

テレワークが普及すると管理職には大きな変化が生まれそうだ。
news.yahoo.co.jp
記事では、「何なんですかね、この感覚。今のうち早期退職した方がいいのかなぁって。管理職とか……よく分からなくなってしまって。私みたいな人、結構、いるんじゃないですか?」こうボヤくのは某大手企業に勤める50代の男性管理職だ。彼も、新型コロナ感染拡大防止策で広まった“新しい働き方”に戸惑う管理職の1人だ。「も」だの「1人」だのとしているのは、似たような話を、同じような立場の人たちが、口にしていたからにほかならない。「俺って、なんだっけ?」というぼやけた感情と、「次に行くべし」という前向きな感情と、少々言葉は悪いが「カネの損得」とで、「この先ど~しよっかなぁ」と身の振り方を、管理職たちが考え始めた。「テレワークもZoom会議も、別に反対してるわけじゃないんです。むしろどんどんやった方がいい。家で仕事した方がはかどることもある。その半面、在宅勤務を続ける中、たまに会社に来ると、不思議と開放感があって効率が上がる。いっそのこと週休3日にしてもいいんじゃないか、と思ってるくらいです。まぁ、これはあくまでも個人的な意見で、会社的には取りあえず『基本は出社』の方向です。流れ的にはテレワークが増えてくるんだろうけど、周りの会社の動向を見てるんでしょうね。日本人らしいですよ。ただね、こういう話をすると、メディアってすぐに『おじさんたちが出社派で、若い人は在宅派』って世代間の意識の違いにしがちでしょ? あれって、ちょっと待て!って感じなんですよ。若い人の中にも、テレワーク反対派、結構います。書斎もない、通信費もかかる、家にいると家事を手伝わされる、奥さんに怒られる(笑)。妙なもんですよね。コロナ前には散々『テレワークさせろ!』って言ってたのに、いざやってみると、『在宅だと効率が下がる』だのなんだの言って、会社に来たがるんですからね。あ、いやね、問題はそこじゃない。……私自身です。私には、部下が50人ほどいます。部下を育てるのって、結構面白くてね。新しい仕事やちょっと難しい仕事を任せると、思いも寄らないやり方でチャンレジするなど、だんだんと成長するのが楽しかった。いつも頭の片隅に仕事のことがありました。部下をどう采配しようかと考えたり、自分もプレイングマネジャーなので結果を出さなきゃならなかったり。仕事の問題は尽きません。ぐっすり眠れる日なんてあんまりなかった」「ところが今回のコロナで、テレワークとかZoom会議やるうちに、部下とか上司とか、管理職とか、なんだったのかなぁと思うようになってしまったんです。何なんですかね、この感覚。当然、今までの評価方法ではテレワークにはまらないので、完全な成果主義にならざるを得ないでしょう。そうなれば、部下自身に自ら動いてもらわないと困る。今までのように周りがサポートして、どうという話じゃなくなるわけです」「一方で、管理職も、今までとは違う形になるでしょう。本来なら、そこに自分も率先して加わっていくべきなのかもしれません。でも、もういいな、と。自分たちの出る幕じゃないのかなぁ、と思っちゃうわけですよ。意識の高い人たちは、『いくつになっても学び続けなきゃダメだ』と言いますよね。その通りなんです。でもね、学ぶ努力にも、動機が必要ですよね? その動機が湧いてこない。会社の中でどうなるとか、もうどうでもよくて、会社の外でどう生きるかに自分の意識が移ってることに気がついちゃったんです。おそらく会社の状況からいって、希望退職を募ると思います。なので、会社が払えるうちに早期退職した方がいいのかなぁと思い始めています。ただね、これも悩ましくて。息子がまだ大学生なので、正直、踏ん切りがつかない。なんかこの年になると、機動力ってホント落ちますね。私みたいな人、結構、いるんじゃないですかね?」と日経ビジネスが報じている。
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もうリタイアしてから6年も経つので私の感覚は間違っているかも知れないが、今後の管理職は二分化される気がする
生き残れる管理職は、プレーイングマネージャーであり、テレワーク環境下でも部下を管理、統率、評価できる管理職だ。
おそらく、今の日本企業であれば10人に1人ぐらいしか居ないのではないかと思う。
残りの約90%の管理職はテレワーク環境下では従来の存在価値が剥がれ落ち、リストラの対象になっていくだろう。
ただ、生き残った管理職が幸せかどうかは微妙だ。
おそらく、一気に負荷が重くなるからだ
加えてクダラナイ経営層からの無駄な資料作りなどは減ることもなく厳しい状況に追い込まれるはずだ。
会社に残るのも地獄(=業務量増加)、リストラされるのも地獄(=金銭的)
管理職には厳しい時代になったものだ