にぼしのリタイア日記

鬱病でサラリーマンをリタイアした56歳男の復活日記

藤井二冠が六戦全敗・・・将棋は相手に「自分より強い」と思わせれば勝ち

ちょっと信じられないような負け方だった・・Orz
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スポニチの記事では、将棋の第70期王将戦スポーツニッポン新聞社毎日新聞社主催)7番勝負で渡辺明王将(36)=名人、棋王含め3冠=の対戦相手を決める挑戦者決定リーグが5日、大阪市関西将棋会館で行われ、豊島将之竜王(30)=叡王と2冠=が、藤井聡太2冠(18)=王位と棋聖=に171手で大逆転勝ちした。
1メートル66、53キロの小柄な体躯(たいく)がひたすら巨大に見える。その剛腕が天才棋士を力任せにつり上げ、土俵外に投げ落とした。激戦の果てにもかかわらず豊島は呼吸ひとつ乱さない。「途中から自信のない展開。最後は寄せられたら仕方ないと思っていた」と半ば開き直ってからの逆転劇。竜王叡王の2冠はダテではない。
互いに飛車先の歩を突き合う相掛かりからの静かな序盤。過去5戦全勝の相手、しかしながら先行するすべが見つからない。攻めのきっかけすらつかめず突入した50手目で成桂を取らせ、51手目に▲7七桂とあえて跳ねる。8八銀と6八王の両取りとなる桂の割り打ちを誘って勝負に出た。だがその甘い誘惑に藤井は乗ってこない。肩すかしの指し回し。気がつけば成香2枚と金、銀で構成された重量攻撃で自王が追い込まれ、絶体絶命のピンチに追い込まれていた。
コロナ下の対局でマスクを途中で外した棋士は、敗戦を悟ると投了の発声に備えて再装着する。ところが、豊島は微動だにしない。藤井の指したわずかな緩手を見逃さず、自王のか細い脱出口を見つけ出す。103手目の▲2七王、119手目の▲同王。「後手の攻めが落ち着いて、(自分が)正確に指せれば」という状態まで押し返した。
1分将棋とあって必ずしも最善手を継続はできなかったが、必死に受けた結果が右辺中央部に馬・金・桂・桂で囲まれた堅城の完成。藤井の攻め手を切らせてからの逆襲は迫力十分だった。
これで6戦6勝の“藤井キラー”。「成長されている方なので、これからは厳しくなっていくと思う」と慎重な弁なのは史上最年少2冠へのリスペクトだろうと報じている。
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昨日も棋譜配信AI評価配信でこの将棋を楽しんだ。
途中、藤井二冠がハッキリ優勢になり、豊島竜王に初勝利か?と思ったが、そこからミスを連発し大逆転されてしまった。
鬼のような終盤力(例えれば165Kの直球)が嘘のように乱れ、ファーボール連発で負けたような対局だった。
私が思うに藤井二冠は豊島竜王のことを「自分より強い」と考えているようだ。
藤井二冠が小学生の頃、師匠の杉本七段の尽力で豊島竜王と稽古をつけてもらったことが仇となった気がする
その時の豊島さんの強さを未だに引きづっているために終盤のミス連発が起こってしまうのだ。
将棋は相手に「自分より強い」と思わせれば圧倒的に優勢になるのだ。