にぼしのリタイア日記

鬱病でサラリーマンをリタイアした56歳男の復活日記

国産ジェット旅客機開発が失敗した原因は、三菱重工のプライドだと思う

個人的には成功してほしかったんだけどね(^^;
news.yahoo.co.jp
共同通信の記事では、三菱重工業が国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)の開発費や人員を大幅に削減し、事業を凍結する方向で最終調整していることが22日、複数の関係者への取材で分かった。新型コロナウイルスの流行が直撃し、納入先の航空会社の需要回復が当面見込めないと判断した。巨額の開発費を投じ、官民で約半世紀ぶりの国産旅客機を目指したが、ノウハウ不足で6度納期を延期していた。国の産業政策にも大きな打撃となりそうだ。
30日に発表する中期経営計画で詳細を説明する。今後は航空需要の動向を見ながら、事業を再開するかどうかを検討するとみられると報じている。
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私はサラリーマン時代に三菱重工と仕事をしたことがある
その時の印象は、「なんてプライドの高い人達なんだろう」だった。
天下の三菱Gの中でも俺たちが屋台骨なんだと言う意識がヒシヒシと伝わってくるのだ。
お金払いはすごく良かったので、その点は有難かったけどね(^^;
しかし、MRJが失敗した理由は、このプライドにあったような気がするのだ。
MRJの計画当初は、100%純国産を目指していたはずだ。
しかし、開発が遅れに遅れ、徐々に外国の技術者やサプライヤーを使うようになり、最後は半分以上が外国産だったはずだ。
そもそも、戦争に負けた日本は、米国から航空機を作ることが許されず(YS11は除く)50年分のノウハウが無い状態で見切り発車してしまったのだ。
50年分のノウハウが無いのに純国産に拘ったために計画が雪崩を起こすように破綻して行ったのだ。
企画当初にノウハウ不足を認めて外国の力を借りながら開発していればこんな無残な最期にならなかったような気がする
因みに記事ではコロナのせいと書いているが、これは都合の良い言い訳なのだ(^^;