にぼしのリタイア日記

鬱病でサラリーマンをリタイアした56歳男の復活日記

電通の個人事業主制度は鬼畜的なリストラ策にしか思えない

絶句するほど鬼畜的なリストラ策に見えるのは私だけだろうか?
www.nikkei.com
日経新聞の記事では、電通は一部の正社員を業務委託契約に切り替え、「個人事業主」として働いてもらう制度を始める。まずは2021年1月から全体の3%に相当する約230人を切り替える。電通では副業を禁止しているが、新制度の適用を受けると兼業や起業が可能になる。他社での仕事を通じて得られたアイデアなどを新規事業の創出に生かしてもらう考えだ。
新制度の適用者は、営業や制作、間接部門など全職種の40代以上の社員約2800人を対象に募集した。適用者は早期退職したうえで、電通が11月に設立する新会社と業務委託契約を結ぶ契約期間は10年間電通時代の給与を基にした固定報酬のほか、実際の業務で発生した利益に応じてインセンティブ支払われる。
適用者は電通社内の複数部署の仕事をするほか、他社と業務委託契約を結ぶこともできる。ただ競合他社との業務は禁止する。電通は「新しい働き方を求める社員の声に応じて制度導入を決めた」と述べ、人件費縮小などリストラ策ではないとしていると報じている。
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電通のプレスリリースも読んだが、どう考えてもリストラ策にしか見えない。
そもそも業務委託契約に変更するなら40代以上と言う年齢の縛りは必要ないはずだ。
一旦、退職させてしまえば、後は労働基準法の適用外なのでどうにでも出来ると電通はほくそ笑んでいる気がする。
しかも、個人事業主なのに競合他社の仕事(=広告代理店の仕事)は出来ない制約まで付いている。
これ・・・おかしいだろ?
退職に追い込まれ、法律で守られず、仕事の範囲に制限まで付けられるって酷すぎる!
どうせ固定報酬も年々削られて改悪されて最後はポイされる気がするのは私だけだろうか?
電通と言えば過去に大きな労基法違反で世間のバッシングを浴びたが企業体質は変化していない印象を受けてしまう