にぼしのリタイア日記

鬱病でサラリーマンをリタイアした56歳男の復活日記

管理職受難時代~その3~中期計画って意味ないじゃん

管理職をしていた頃、中期計画を作成するのに苦労した記憶がある。
中期計画とは、今後3~5年の方針を明確に打ち出すための計画である。
作成時期になると管理職は、従来業務を終えた後、終電まで何日も会議をしたり、土日は研修所で合宿したりして中期計画の中身について検討するのだ。
管理職になりたての頃は、必死に会社の未来を考え調査&提案を行い、より良い計画を作ろうと頑張った。
しかし、いざプレゼン資料を作成する段階になると雲行きが怪しくなった
「もっとアグレッシブな数字じゃないとA役員は納得しない」
「なんか目玉になる企画がないとB役員に突き返される」
「技術計画は世界最先端でないとC役員は怒る」
現場の管理職が最初に提案したものから大きくかけ離れた計画に変化していったのだ。
しかも、プレゼンの内容よりもPowerPointの見栄えの方に力を入れる有様ゲンナリした。
それで数週間かけてやっとこさ完成し、役員連中にプレゼンして中期計画作業は終わったのだが・・・信じられないことに私の会社では、
中期計画の結果確認や反省が無かった
嘘だろ?作るだけなら意味ないじゃん
無茶苦茶な数字や技術予想で中期計画を作っておいて、中期計画の結果を精査しなければ何のために作ったのか?
疑問を上司にぶつけたら「中期計画なんてそんなもんだ」と笑っていた。
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