にぼしのリタイア日記

鬱病でサラリーマンをリタイアした56歳男の復活日記

竜王戦は敗退・・藤井聡太棋聖の唯一の弱点

昨日も竜王戦ネット中継に噛り付いていた(^^;
hochi.news
スポーツ報知の記事では、将棋の史上最年少タイトルホルダー・藤井聡太棋聖(18)が24日、東京・将棋会館で指された第33期竜王戦決勝トーナメントで、千日手指し直しの末、後手の丸山忠久九段(49)に116手で敗れ、デビューから4年連続出場の竜王戦本戦で初めて初戦で姿を消したと報じている。
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昨日の丸山九段は強かった!
さすが名人経験者の貫録だ!
藤井棋聖の弱点をついた見事な勝利だった。
私が思う藤井棋聖の弱点は、中盤で時間を使いすぎる所だ。
将棋には序盤、中盤、終盤の3つフェーズがある。
野球で言えば序盤が1~3回、中盤が4~6回、終盤が7~9回だ。
以前から書いている通り、藤井棋聖は計算能力が必要な終盤が異常に強い!
だからこそ、天才集団の中でも8割以上の高勝率を挙げているのだ。
しかし、中盤は大局観と言われる経験値がものを言う
その中盤で藤井棋聖は時間を使いすぎてスタミナをロスしてしまうのだ。
何故、中盤で考え過ぎるのか?
それは、終盤にくらべ中盤は同じ程度の最善手が数多くあるからだ
それ故、パーフェクトな将棋を目指す藤井棋聖は自分の能力の限界まで様々な手を読んでしまうのだ。
これは、ものすごくエネルギーを使う作業だ。
対して丸山九段のような名人を経験したような強豪ベテランは中盤でエネルギーを使わず経験で手を決めてしまう
この差が昨日の勝敗に大きく影響したのだ。
藤井棋聖前人未到の8冠全冠制覇を目指すのであれば、中盤のエネルギー消費を抑えないと厳しいと思う。