にぼしのリタイア日記

鬱病でサラリーマンをリタイアした56歳男の復活日記

藤井七段王位戦先勝・・メイウェザーvsパッキャオの試合を思い出した

攻めて攻めて攻め切った圧勝劇だった(^o^)
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スポニチの記事では、第61期王位戦7番勝負第1局で完勝とも言うべき指し回しを見せた藤井聡太七段(17)。史上最年少棋士が目指す王位を3期連続して保持した経験を持つ深浦康市九段(48)が、熱い開幕局を熱く解説した。(聞き手・我満 晴朗) 今回の対局をボクシングに例えると、藤井七段はやりたいパンチを全て木村王位に打ち込んだ感があります。ジャブにストレート、フックにアッパー。角換わりの駒組みが終了した途端に4筋の歩を突いて仕掛け、結局最後まで受けの手を指すことがなかった。第1ラウンドから猛攻してきたと言ってもいい。木村さんにすると、こんなに攻めてくるとは思ってもいなかったのでしょう。一方で木村さんも受けの名手ですから随所にワナを仕掛けました。一例を挙げるなら、と金2枚で自王が左辺に追い詰められた瞬間に放った一段目の桂がそれです。もし藤井さんが金を打ち込んで決めにかかった場合、その金を取って受けに使うという絶妙手がある。すると遊んでいた馬が一気に活用できるので、あっという間に逆転です。藤井さんはそのトラップに気づき、1時間ほど考えてから正着(最善手)の端歩を突きました。この他にもいくつか潜んでいたワナを巧みにかいくぐっていたのです。普通の棋士ならば、終盤に強い木村さん相手に序盤から仕掛けるのはリスクが大き過ぎて避けるもの。でも、この日の藤井さんは臆せずパンチを繰り出した。私自身も意表を突かれる一局でした。6月8日の棋聖戦5番勝負第1局では渡辺棋聖の最後の猛攻をしのいで勝つという「受け」を見せた藤井さんなのですが、今回は「攻め」も存分に展開しました。この両方を高いレベルで持っている。今までの棋士にないタイプだと報じている。
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昨日もネット中継に噛り付いて観ていた。
記事にあるように確かにボクシングのような一局で藤井七段が多種多様なパンチを浴びせ続け勝ち切った一局だった。
私のボクシングの観戦記憶だとメイウェザーvsパッキャオのような試合だった。
ディフェンスの強いメイウエザー(=木村王位)に体力を温存せずパンチを浴びせ続けるパッキャオ(=藤井七段)の構図だ。
ボクシングの方はメイウエザーが守り切り判定勝ちしたが、将棋の方は藤井七段が最後までパンチを打ち続け木村王位をノックアウトしてしまった印象だ。
まさに今、藤井七段はものすごい勢いで強くなっている
その成長スピードは我々の常識をはるかに超えているような気がする